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ギャラリズムは、京阪神で現代美術の現場にかかわる画廊による企画展覧会です。「大阪現代アートフェアー」の名称で出発し、「画廊の視点」を経て現在に至る。その時どきのアートシーンをありのままに伝えます。

<はじめに>

 美術界にアバンギャルドという用語が生まれてほぼ100年が過ぎました。それは日本語で前衛美術と翻訳され、ダダやシュールなどの当時の新しい美術動向を積極的に擁護する旗頭になりましたが、もう現在ではほとんど死語になったといっていいでしょう。代わりにいま私たちは、現代美術という言葉を使います。これは、英語のContemporary Artの訳語に当ります。軍隊用語から派生したアバンギャルドには戦闘的なニュアンスがこもっていましたが、現代美術にはそのようなニュアンスはありません。あるのは、ひたすら新しい表現に挑む個々の美術家の作業とその結果です。gallerismはそれらをまとめて紹介する一つの「場」として画廊が主体となって続けられています。
 今年はgallerismがどんなメッセージを皆様にお届けできるのか、まずはご覧ください。

gallerism2023実行委員会
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