

The Galleries’View Points

巧妙なタッチで、色彩が画面全体に広がるタブロ ー作品。顔料や膠を用いた層は幾重にも重なり、静かな仔まいの中に、深い時間と感情の積み重ねを感じます。見る者の視線が止まり、じっと見入ってしまうような、不思議な引力を持っています。
一方で、大城国夫は日々、身近な場所で人物や風景のスケッチを描き続けています。喫茶店、公園、電車の中―特にお気に入りはスターバックス。読書を楽しむ風を装いながら、そっと紙ナプキンやレシー トの裏に、人々の姿を描きとめます。スマホに没頭する若者、黙々とパソコンに向かうビジネスマン、勉強に励む大学生、ほおづえをついて物思いにふける女性—ほんの小さな紙切れの中に、その人の 「人生の一場面」が、たしかな気配として現れます。
yokart
大城国夫Profile

1956 大阪府に生まれる
1980 京都市立芸術大学美術学部日本画科卒業
個展
1984 画廊みやざき(大阪)
1988 ギャラリー白(大阪)/~'01.’04~’07.’10,’15.’16,’17.’21~’24
2006 番画廊(大阪)/'10
2011 2kwギャラリー(大阪)
主なグループ展
1997 ペインタリネス(ギャラリー白・ 大阪)/'01.’04.’06~’09
2001 第11回吉原治良営美術コンクール展(大阪府立現代美術センター・ 大阪)
2013 尼崎アートフェスティバル2013(尼崎総合文化センター・ 兵庫)
2018 現象学的スケッチ展(ギャラリー白·大阪)/~'23
コレクション
日本ヒューレット・ パッカード神戸事業所(兵唐)